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ptc-patch

これはなに?

psptoolchainのgccをバージョンアップする為のパッチです。
リンク時最適化が可能になり、4.4.0以降に追加されたc++0xの機能等も使えるようになります。

使い方

このあたりを参考にPSPSDKをビルドするための環境変数設定を行います。

適当なディレクトリで以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install build-essential autoconf automake bison flex libncurses5-dev libreadline-dev libusb-dev texinfo libgmp3-dev libmpfr-dev libmpc-dev libelf-dev subversion
mkdir psptmp
cd psptmp
svn checkout http://psp.jim.sh/svn/psp/trunk/psptoolchain
cd psptoolchain
patch -p1 < (下のダウンロード先から入手した最新のパッチファイル)
chmod 755 depends/* scripts/*
./toolchain-sudo.sh

ダウンロード

リリースページからダウンロードしてください。

対応環境

Ubuntu11.04とDebian6でのみ動作を確認しています。
psptoolchainのリビジョン2429を対象に作っているので、psptoolchainがアップデートされた場合はsvnコマンドを適切に変更する必要があるかもしれません。

ライセンス

NYSL準拠とします。

メモ

リンク時最適化を行うには、ビルドしたいプログラムのMakefile中のCFLAGSに-fltoオプションを追加してください。
C++0xの構文を使う場合は、Makefile中のCXXFLAGSに-std=c++0xオプションを追加してください。リンカオプションLIBSはC++と同様に-lstdc++が存在していれば大丈夫な筈です。
日本国内であれば./toolchain-sudo.hを実行する直前にfind ./scripts/*.sh -exec sed -i 's%ftp://ftp\.gnu\.org/pub/gnu%http://core\.ring\.gr\.jp/pub/GNU%g' {} \;と実行するとダウンロード時間が早く済みます。

既知の問題

諸事情によりmadd, msub命令の最適化ができません。現在対応中・・・